私がとても気に入っている絵本があります。

2023.9.22

ナディーン・ステアという1人の女性が数十年前に書いた詩が、絵本になり時代や国をこえて今でも読み継がれています。

タイトルは『もしも人生をやりなおせるなら』85歳になった1人の女性からのメッセージです。少し長い詩ですがとても素敵なメッセージなので、シェアーさせていただきますね。

　もしも人生をやりなおせるなら、こんどはもっとたくさん失敗したい。よけいなチカラをぬいて、いつもリラックスして暮らす。
そして、おかしなことをたくさんする。もうなんでも深刻にうけとめることはやめる。チャンスがあればなんどでも挑戦する。
もっとどんどん旅に出て、もっとたくさん山に登り、もっといろんな川で泳ぎたい。すきなだけアイスクリームを食べ、むりして豆ばかり食べるのはよそう。きっといまよりも問題は増えるかもしれない。
でも、頭の中だけの心配事は減るだろう。ごらんのとおりわたしは、ごくふつうの人間です。いつだって、どんなときでも、コツコツまじめに生きてきました。
ああ、そんなわたしの人生にも、生きるよろこびを感じた瞬間がいくどかありました。もしも人生をやりなおせるなら、あんなひとときがたくさんほしい。
本当にそれだけで、あとはなにもいらない。ただ長生きするために今日を過ごすのではなく、一瞬一瞬を大切に生きる。体温計や湯たんぽ、レインコートやパラシュートがなければどこにも出かけられない。
わたしはそんな、用心深いタイプのひとりでした。もう一度人生があるとしたら、こんどはもっと身軽に旅に出よう。
もしも人生をやりなおせるなら、春から秋の終わりまで、ずっと素足のままで暮らす。もっとたくさんダンスを踊る。もっとたくさんメリーゴーランドに乗る。そして、もっとたくさんヒナギクをつむ」。

長生きをするために今日を過ごすのではなく、一瞬、一瞬大切に生きる。

私たちはどうしても変化を怖れてしまいます。

いつも先延ばしにしてしまったり、できない理由を一生懸命見つけて、納得をさせ、気がついたら数年の月日が経っていたりします。

大袈裟なことと捉えず、少しでも自分を幸せにするために、今できる事をして下さい。