他人を許す

他人を許す

簡単にお話しすると、「いい加減な人」を許せない

と思ったとします。その裏には、

「私は決してそんないい加減な事はしない。」

というのがあるのです。

だから、いい加減な人を許せない

と思うのです。

でもね、本当は

事象は違っても、貴方の中にいい加減なところがあって。

「そこを許していないから、相手も許さない！」になるの

これは、なかなか認められなくて。

そして、ここからは、私の経験談です
私はかつて娘時代に、7年間付き合ってきた人と結婚することに。

式場も決まり、すごく嬉しかった彼とのこれからの生活に輝かしい未来を想像して、その結婚式場でたくさんの人に祝福される日を指折り数えていました。

と、ところが、いきなり連絡がなくなったの。

よくあるテレビドラマみたいなお話しなのですが

本当に私は苦しくなってしまい。
何が起きたかも分からず、ずっと連絡を待つ日々。眠れない日々。情緒もどんどん不安定になり、鬱病や摂食障害。人間不信に陥ってしまったの。

結局、彼はすでに別の恋人とあっという間に結婚してしまったの。

なんで話してくれなかったんだろう？　話してくれれば、その場で怒りをぶつけて、泣いて終わってたのに。「卑怯な男だ」

それから私は「絶対に許さない」って思って。過去を思い出すたびに、「許してやらない」って思って苦しんでいました。

でも、数年が経ち、よくよく自分の内側を振り返った時、もし、私が彼だったら。

果たして、同じ事をしないと言い切れるのだろうか？彼よりもっと好きな人が出てきたら。その事を正直に彼に言えただろうか？

と、考えた時。

「同じ事しない」と言い切れない自分がいました。私の中にも「弱いところ、ずるいところ」があったのです。

何がお伝えしたかったかというと、「相手のずるいところが許せない」と言ったとき「自分のずるいところを許せてない」から「相手も許さない」になるんだよね

だから「いい加減な事をする人」が許せないって言ったとき、「事象」は違っても、「いい加減な事をする」自分を許していないんだよね。

だから、「許さない人」がいた時に、そんな風に置き換えてみて下さい。

今日もお読みいただきありがとうございました